<楽天2-3オリックス>◇7日◇コボスタ宮城
今季限りで辞任する楽天星野仙一監督(67)が、試合後のセレモニーでファンに向けてスピーチを行った。監督通算17年間で、2277試合、1181勝1043敗53分けだった。
スピーチの全文は次の通り。
「すばらしいセレモニー、昨年を思い出します。重苦しい、苦しい、悲しいシーズンでした。最後まで本当に見届けてくれまして感謝します。
思い起こせば4年前。大震災から、私が就任しました。どうなるのやらと、本当に悲しいスタートでした。でも選手らとともに、東北の人たちを何とか喜ばせよう、少しでも和まそう、そういう思いでスタートした1年でした。
勝負というのは本当に残酷です。昨年、何度も、何度も宙を舞ったあのシーンを思い出します。あのまま本当に時計が止まって欲しいと思ったくらい、うれしい瞬間でした。まさに今年と昨年は、天国と地獄です。歓喜の後には悪魔が常に寄り添っている。人生ってそんなものかなあと、そんな思いで、この1年を過ごしました。
最大の責任は私が長期にわたり、皆さんの前から消えたことです。痛切に責任を感じています。このままでは皆さんを喜ばせられない。そういう思いで、今日限り、ユニホームを脱がしていただきます。
本当に4年間、短いようで私にとっては非常に長く感じました。特に1年目は皆さんとともに苦しみ、励まし合い何とか生き抜こう。そういう思いで東北の皆さんとともに戦って参りました。皆さんも忘れちゃいけません。あの悔しさ、悲しさ。勝負の世界というのも悲しさや喜びが入り交じってきます。
ただ、今年こういう結果になりまして、選手たちがまた皆さんとともに、夢を追いかける。目標に向かって前に進む。中途半端に4位、5位じゃ面白くない。思い切って、最下位からまた皆さんを喜ばせよう。そんな選手になってもらいたい。
ようやくスタンドの皆さんから激しいヤジが飛びだしました。これが一番うれしい。やはり皆さんが選手を育てる。チームを強くする。その責任は皆さんにもありますよ。大いに悪いことは悪い、いいプレーをしたら褒めてやる。そういう思いで選手を見つめてやって下さい。
最後に選手諸君、コーチの皆さん、この4年間ありがとう。裏方さんにも本当にありがとう。社員の皆さん、こんな素晴らしいセレモニーを用意してくれて本当にありがとう。
イーグルスの監督になって本当に良かった。最高に幸せな野球人生を送らせてせていただきました。また遠くから皆さんとともに、彼らの目標をしっかりと応援してやりましょう。本当に、みなさんありがとう!
さようなら!」



