アマチュア9冠でプロボクシングWBA世界フェザー級14位の堤麗斗(23=志成)が25日のプロ5戦目に向け、開催地のサウジアラビア・ジッダへ出発した。アルビーノ・エレーラ(30=メキシコ)とのスーパーフェザー級10回戦で拳を交える。昨年12月、サウジアラビア・リヤドでレオバルド・キンタナ(メキシコ)に4回TKO勝ちして以来、約7カ月ぶりのリングとなる。
堤は「試合間隔は少し空きましたが、その時間を前向きに使うことができました。前回は倒したいという気持ちが強すぎ、自分の良さを見失ってしまいました。今回は10回戦ですし、最初から倒しにいくことだけに固執するスタイルではありません。自分の武器は距離感、フットワーク、スピード、その良さをしっかり出したいと思っています。もちろんそれだけにこだわり過ぎないことを意識しています」と所属ジムを通じて意気込みを示した。
WBA世界同級挑戦権を獲得したばかりの同級4位の兄駿斗(27=志成)らとともに中東に向かった堤は「今回、駿斗に同行してもらうことをお願いしたのは自分です。本当に感謝しかありません。駿斗の試合は後楽園ホールで観戦しましたが、とてもいい内容でしたし、自分のいいバトンを受け取った気持ちです」と強調。将来的に兄との同興行出場も希望した。
対戦相手となる通算戦績18勝(11KO)2分けで無敗のエレーラは昨年末、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)のスパーリングパートナーとして来日経験があり。愛称はコブラ。堤は「メキシコ選手らしく、パンチの軌道が独特だという印象があります。試合では焦らず、自分のボクシングをしっかりやりたいです。判定ももちろん視野に入れていますが、チャンスがあれば倒すことが1番理想です」とイメージを膨らませていた。
同興行のメインでは元3団体統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(36=英国)がクリスティアン・ブレンガ(35=アルバニア)との同級12回戦が組まれているサウジ開催の大型イベントとなる。

