ボクシングの23年アジアユース優勝などのアマチュア7冠の中山聖也(19=大橋)がプロデビューする。19日、東京・後楽園ホールでWBAアジア・スーパーフライ級王座(国内未公認)獲得経験のあるナッタポン・ゲンジェーウ(30=タイ)との52・0キロ契約体重6回戦でプロ初陣を迎える。18日に東京・水道橋で前日計量に臨み、51・7キロでパスしたナッタポンに対し、中山は51・8キロでクリア。計量後にはフェースオフ(にらみ合い)も展開した。
待望となるプロのリングに向け、中山は「しっかりとリカバリーして備えようと思う。デビュー戦なので多少は気負いもあると思うが、まずはデビュー戦を楽しんで自分の最大限のパフォーマンスをみせられれば。緊張感は全然ない。楽しみ」と高揚感を口にした。
身長171センチながらフライ級を主戦場する意向。サウスポースタイルとなる中山は倒せる左ストレートが最大の魅力となる。中山は「今回は52キロ契約で、次はフライ級でいこうと思っている。次戦の方が減量もきついかも。前日計量は初めてなので一気に(体の)水を抜くのも初めてだった。(試合当日は)5キロぐらいは戻したい」との見通しを口にした。
昨春から駒大ボクシング部に進み、オリンピック(五輪)出場を目指していたが、本来の階級(51キロ級)が五輪競技から消滅。思い悩み、今年3月に自ら大橋ジム大橋秀行会長(61)に連絡を入れてプロ転向を希望。同会長から「卒業してからでも」と提案されたものの、中山の意思が強かった。6月には所属ジム興行内で公開プロテスト(B級=6回戦)を受験し合格していた。
待ちに待ったプロ初陣。中山は「すべて見てほしい。入場から。スピードとかパワー、距離感とか自分のボクシングを全部見て欲しい。(フィニッシュは)おなかでも頭でも倒すイメージはできている。練習してきたことを出せば良いフィニッシュになる」と自信を示した。
福岡市出身。帝拳ジムからプロ転向した長兄颯太、駒大3年の次兄鉱一とともに「中山3兄弟」として知られてきた。同じく大橋ジムからプロ転向している期待の新人、「ザ・キング」藤木勇我には小学校時代に勝利し、「ザ・サンダー」片岡雷斗にも高校時代に勝利している「逸材」がプロの舞台でベールを脱ぐ。

