プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)が22日、東京・渋谷区のワールド北青山ビルで開催された「井上尚弥 THE DAY展」(22~27日)初日に来場。5月2日、東京ドームで行われた中谷潤人との防衛戦で判定勝利した際のフォトパネル、試合用のグローブ、ガウン、トランクス、世界主要4団体の王座ベルト、米老舗専門誌ザ・リング認定ベルトなどが展示を内覧し、ファン147人を集めたトークイベントも実施した。

次戦についても言及。井上は「来年3月あたり」と時期を説明した。対戦相手は「バム」が愛称のWBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー・ロドリゲス(26=米国)が濃厚。実現すれば米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキングで井上が1位、ロドリゲスも4位というPFP対決。サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が実現に向けて動く注目カードとなる。

井上は「うわさされる選手(ロドリゲス)か、フェザー級挑戦を視野に入れている」と従来通りに現状を説明。ロドリゲス陣営から「4、5月ごろ」と対戦希望時期を示唆する発言が海外報道であったものの、井上は「そこまで伸ばすつもりはない」とキッパリ。最終結論を出す時期についても「メドはそろそろかなと。そこを(大橋秀行)会長と話しながら。試合時期は来年3月ぐらいなのでゆっくり」とも口にした。

ロドリゲスは12月11日、英カーディフでWBO世界バンタム級王者クリスチャン・メディナ(メキシコ)との統一戦を計画。この試合が決まらなければ、ダイレクトで井上戦に臨む意向を示している。井上は「バム陣営の決断次第。12月に(試合を)やって(来年)3月は現実的ではない。やるならダイレクトに。やらないなら(自分は)フェザー級に上げる」と強調した。

1階級上げる場合にはフィジカルを含めた肉体づくりの関係も出てくるため「そこも、そろそろ動きだしたいので早くしてほしいなと思う」と希望していた。【藤中栄二】