高校3冠ボクサーで「ザ・ドリーム」の愛称を持つ片岡叶夢(18=大橋)が「88秒殺」でデビュー2連勝を飾った。ジャクパン・サントン(36=タイ)とのバンタム級6回戦に臨み、1回1分28秒、KO勝利を挙げた。サウスポースタイルから距離を詰めると、強烈な左ボディーアッパーを効かせ、左ストレートでダウンを奪って仕留めた。今年6月のプロデビュー戦に続くKO勝利で、A級(8回戦)昇格も決めた。
傷一つない顔で片岡は「勝ててほっとしている。左ボディーアッパーは手応えがありました。本当は長いラウンドを戦いたかったが、次はもっと強い相手とやると思う。まだまだ8オンス(グローブ)の経験が足りない。次の準備をしようと思う」と気を引き締めた。
年内最後の試合を終え、見据えるのは飛躍が期待される27年。身長171センチながらも「頑張ればスーパーフライ級まで落とせる」という。片岡は「来年は強い相手と戦い、ランキング入りしたい。できるだけベルトに近づけるように。チャンスがあるようならタイトル戦も」と貪欲(どんよく)な姿勢を示した。【藤中栄二】
◆片岡叶夢(かたおか・とむ)2008年(平20)1月29日、千葉県生まれ。4歳からキックボクシングを始め、小学3年から「ザ・サンダー」こと兄雷斗(20=大橋)の影響でボクシングを開始。習志野高では全国高校総体や国民スポーツ大会で2度の優勝実績を持つ。アマ戦績は55勝4敗。高校3年時、ジュノンボーイ・コンテストに初挑戦し150人まで残った。26年6月、3回TKO勝ちでプロデビュー。愛称は「ザ・ドリーム」。家族は両親と兄3人、弟1人、妹2人。身長171センチの左ボクサーファイター。

