タレントで近大ボクシング部総監督の赤井英和(56)の長男英五郎(20)がアマチュアボクサーとしてデビューした。

 対戦相手の福森心太(大商大)に効果的なジャブを繰り出し、2-1の判定勝ちを収めた。

 白星デビューの英五郎は「やっとお互いががんばっている選手同士でコブシをぶつけることができた。相手の強いパンチをもらい反省もあるが、試合ができたことがうれしい」と笑顔を見せた。

 試合が進むにつれ、「浪速のロッキー」と言われた父親譲りのハードパンチを披露した。「1ラウンド目は少し緊張していた。最後は体が動くようになった」と振り返った。

 昨年1月から本格的に競技を始め、約1年の練習を積んだ。もともとスポーツには自信がある。小学3年からラグビーを始めた。小学6年のときにハワイ・プレパラートリー・アカデミー(HPA)に留学し、中学3年からアメリカンフットボールを始めた。大学は米カリフォルニアのウィディアカレッジに進学した。

 米国でアマチュアボクサーとしてデビューを目指し、ジムなどでトレーニングしていた。昨冬に米国でデビューする予定だったが、対戦相手が直前になってキャンセルされるなど、試合が出来ない日が続いた。今年5月、国内デビューするために大学を休学して帰国。選考会には奈良県連盟所属の同県代表として出場した。

 父は東京都内で舞台の稽古中だったが、息子の勝利を妻の佳子さんから電話で知らされ「初戦で経験のある選手に勝てたのはうれしい。とにかくおめでとう!」とコメントした。

 英五郎は右のファイタータイプで、赤井は「ワシにそっくりや」とパンチの強さは受け継がれている。13日には全日本選手権(11月18~22日、岩手)のミドル級の関西ブロック選考会決勝戦に出場する。プロ志願ではなく東京五輪出場を目標にする英五郎は「これからは1試合でも多くやりたい」。身長は179センチでイケメン。「浪速のロッキー2世」がデビューした。