大みそかに東京でのダブル世界戦の調印式と計量が、30日に都内で行われた。

 V2戦となるWBA世界ライトフライ級王者田口良一(29=ワタナベ)はリミットの48・9キロでクリアした。身長で10・5センチ低い挑戦者の同級7位ルイス・デラローサ(30=コロンビア)は600グラム下回る48・3キロだった。

 質疑応答ではまた天然ぶりを発揮し、緊迫した調印式笑いを誘った。グローブは王者カラーの赤ではなく、挑戦者と同じ青を選んだ。「常に挑戦する気持ち?」と振られたが「青が好きなだけです」。質問した中継局テレ東アナウンサーの期待を見事に裏切った。

 前日にはIBFの同級で八重樫が、日本人現役3人目の王者になった。「気持ちの強さが光った。いずれは統一戦で八重樫さんなら盛り上がる」と話したが、八重樫が「興味ない」と言ったと聞いて絶句。さらに挑戦者から「統一戦より、私に勝つのは困難」と諭された。これには「本当にそう思う。浮かれてるつもりはない。あしたに全力を出す」。ばつが悪そうにV2戦へ集中に切り替えた。