「K-1 WORLD GP 2016」(4日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の公式計量・記者会見が3日、都内で行われ、スーパーファイト出場の60キロ世界王者・卜部弘嵩(26)が、ヨハネス・ウルフ(27=ドイツ)を警戒した。

 世界王者としての初陣となる卜部弘は「最近の試合の中でも一番調子がいい。減量法と練習内容を変え、疲れを残さないように努めた。次で45戦目になるが、あまりケアとかやらずに突っ走ってきたんで、今回はそういうことを大事にした」。

 そして、相手のウルフを直接見た卜部弘は「小さいなって思った。ただ、キャリアがあってKO率も高く、勝率も高くてほぼ負けなしで来ている。減量なしで調子ばっちりで(リングに)上がって来るんじゃないかなと思う」とウルフの仕上がりの良さに警戒心を示した。

 一方のウルフは「ヒロタカの試合映像はたくさん見たし、彼には尊敬の念を抱いている」と評価しつつ、「今は本当に調子がいい。日本で試合できることをうれしく思うし、自分がどんなことが出来るかを広めるために日本にやってきた。明日の試合が待っていられないくらい楽しみにしている」と胸を張った。