IBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、2回TKO負けで世界挑戦に失敗した。9日にモスクワで、V2戦の同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)に世界初挑戦。2回に右からの連打にリング下に落ち、再開後も連打を浴びてレフェリーストップ。2回1分35秒TKO負けし、ジムに34年ぶり4人目となる世界王者の夢を砕かれた。
小原は右ストレートにふらつき、さらに連打を浴びる。右アッパーに体がロープの間から飛び出し、リング下まで落ちた。王者は勝利のバック転も、小原はコーナーの階段からリングに戻る。試合再開とはなったが、すぐに連打で棒立ちにレフェリーが止めた。
「ふがいない。あそこまで効いたパンチはデビュー戦以来ない。強かった。リング下に落ちてパニックになった」と完敗を認めるしかなかった。東洋大の1年先輩の村田から「先にベルトを取ってこい」と送り出された海外挑戦。世界的に層が厚く日本人王者は3人だけの階級で、92年平仲以来の獲得に挑んだが、無敗の王者にはね返された。
3年前にパッキャオの指名でスパーリングパートナーも務めた。その自慢の強打も出せずにデビュー以来の黒星。今後へは「リングの上はすごいいいもの。前向きに考えたい」と話した。

