世界ミドル級3冠王者ゲンナジー・ゴロフキン(34=カザフスタン)がKO防衛に成功した。
2階級上げてきたIBF世界ウエルター級王者ケル・ブルック(30=英国)との対戦。序盤から攻勢で、タオル投入による5回1分52秒TKO勝ちとなった。
WBCは5度目、IBF2度目の防衛となった。16度防衛中のWBAは今回承認しなかった。他団体と合わせるとのべ17連続KO防衛となり、WBCフェザー級王者だったウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)の最多記録に34年ぶりで並んだことになる。通算33個目のKOで、デビューからの無敗記録も36に伸ばした。
ゴロフキンは初回から力強いパンチを打ち込み、左フックでぐらつかせた。2回にブルックにアッパーなどで反撃されたが、その後はプレッシャーを強めてペースをつかんで攻勢。5回にロープに詰めて連打を浴びせると、相手セコンドがタオルを振り回してエプロンに上がった。レフェリーが気づかなかったため、タオルを投げ込んだところでストップとなった。本来階級下の相手にいいパンチももらったが、ゴロフキンは「ブルックは手数はあったが、パワーは感じなかった。ミドル級の選手ではなかった」と強さを誇示。さらに「誰とでもやりたい。WBO王者のサンダースともやりたい」と4団体統一へ意欲を示した。サンダースには村田諒太も挑戦を狙っている。
早めのタオル投入に、ブルックは両手を広げて不満を見せた。観客からもブーイングも飛んだが、2回に右眼窩(がんか)骨折したようだ。陣営が早めにストップをかけ、37戦目でプロ初黒星となった。

