「K-1 WGP 2016」(11月3日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の大決起集会が8日、東京スカイツリータウンで行われ、武尊(25=KREST)が2階級制覇を改めて誓った。

 武尊はスーパー・バンタム級世界王座を返上し、このWGPで初代フェザー級王座決定トーナメントに挑む。1回戦では小沢海斗-ジョシュ・トナー(オーストラリア)、戸辺隆馬-エリアス・マムーディ(フランス)、神戸翔太-ユン・チー(中国)、武尊-ジェイミー・ウィーラン(英国)が対戦。決勝は武尊-小沢の遺恨試合が有力視される。

 2人はこの日も場外乱闘を避けるため別々に登場。先に出てきた小沢が「6月にやられている相手(武尊)をぶっ飛ばさないと済まない。寝られない」とテンションを上げた。それに対し、武尊は静かな態度ながらも「決勝では無敗のマムーディに初黒星をつけたい。あいつ(小沢)が上がってきたら秒殺する」と闘志を燃やした。

 前回6月は57キロ契約のノンタイトル戦で、武尊が3-0で判定勝ちしたが、小沢の健闘も光った。今回も因縁の対戦が実現するか、2人の勝ち上がりにファンの期待は大きい。