シングルマッチで争われたグローバル・リーグ優勝決定戦は、B組1位の拳王(32)が初出場初優勝を飾った。

 リングで対峙したA組1位の潮崎豪(35)から容赦ない逆水平チョップを浴び、短距離の豪腕ラリアット、力強い豪腕ラリアットを受けて絶体絶命のピンチを迎えた。ギリギリで何とか蘇生した拳王は25分すぎ、右ハイキックで潮崎をうつぶせにマットへと倒した。その背中に向け、ダイビングフットスタンプを一撃。もん絶する仰向けになった潮崎の腹部に再びダイビングフットスタンプをぶち込み、26分24秒、エビ固めで3カウントを奪った。

 パワーあふれる元GHC王者との死闘を制した拳王は「1カ月続いたグローバール・リーグ。道はめちゃくちゃ険しかった。強い潮崎をオレが倒したんだろ。オレがノアの舵を取る」と強気に言い放った。12月22日のノア後楽園大会で、GHCヘビー王者エディ・エドワーズ(34)に挑戦することを要求。最後は観客に向けて「オレが武道館まで連れていってやるからな。これからノアの時代を築く拳王、オレについてこい」と絶叫。ノアのビッグマッチが数多く開催された日本武道館への再進出まで自らの力でけん引していく姿勢をみせた。