中国初のプロレス団体、東方英雄伝とプロレスリング・ノアが25日都内で会見し、業務提携することを発表した。両団体は今後、選手の相互派遣や、ノアの選手が東方英雄伝の選手の指導育成に当たるなど、互いの持ち味を生かした協力を行う。

 ノアの内田雅之会長は「選手の留学先としてノアを選択していただき、東方英雄伝に感謝している。ノアとして中国のプロレスというコンテンツに注目しており、東方英雄伝との関係を広げていければ。将来、東方の選手の中から、GHCヘビー級王座に挑戦するような有能な選手が育っていくことを望んでいます」とコメント。

 東方のサイモンCEOは「ノアには感謝しています。我々のストロングポイントは中国での展開。2つの団体が業務提携することで、さらにすごいことができると期待しています」と話した。

 業務提携の手始めとして、ノア道場での東方の選手の育成や、6月26日のノア後楽園大会に東方の選手の参戦などが予定されている。内田会長は「ノアの事務所も、東方の事務所に入ることになる。将来的には、資本提携も含めて一歩前に進めてもいい」と、将来的な両団体の合併も示唆した。