東北を拠点に活動している、みちのくプロレス(本社・岩手県滝沢市)が、旗揚げから25周年を迎えた。

 159センチ、82キロ。「元祖日本最小レスラー」のはしたろう(35)が「新崎人生25周年記念大会」でメインを張る。日向寺塁(30)が王者の東北ジュニアヘビー級王座に4度目の挑戦だ。「3月18日のリング上でアピールしたら『いいよっ』って。ベルトに対して特別な思いもあるし、人生さんの記念大会でやらせていただけるのが光栄。ベルトが取れたら、夢みたいな話」と闘志を燃やした。

 新崎は師匠であり恩人の1人。付け人として一番近くで生きざまを見てきた。お遍路スタイルもミニ版として継承。「小さいことにコンプレックスがあったが、リングに立ったら印象に残るし長所と思えるようになった。年間150試合くらいやらせていただいているが、一生に1度しか見られないお客さまもいる。プロレスが『なんちゃって』だと思われるのは悔しい。命がけでやり続けたい」。プロレス教室からファンサービスまでも全力投球し、チャンピオンに上り詰める。