メインの武藤敬司率いるBATTと、蝶野正洋率いるチーム2000の対決は、裏切りによる決着というどんでん返しの展開となった。BATTの太陽ケアが、終盤にチーム2000の小島聡を追い詰めると、蝶野がすかさずパイプイスを持って、リングに乱入。パイプイスで太陽ケアを殴打しようとした。

そこに止めに入ったBATTのドン・フライが蝶野からパイプイスを奪うと、何と仲間の太陽ケアに殴りかかった。フライの裏切りで、試合は小島がケアをラリアットで沈め勝利。蝶野は「ドンはもともと、チーム2000の立ち上げに参加したメンバーだったからな」とニヤリ。さらに「チーム2000は新日本の中で、いろんな選手に声を掛けてきたから、まだまだメンバーはたくさんいる。何かあれば、またマスターズに参加するよ」と話していた。敗れたBATTの武藤は、試合中、小島にシャイニングウィザードを決めるなど、昨年4月に手術した両ひざの状態も良くなっていることをアピール。敗れた原因については「たぶん、もしかしたら、オレの人望のなさかな。また、夏にもう一発やりたいと思っています」と、今年2度目のマスターズ興行に意欲を見せていた。