プロボクシング軽量級ホープの桑原拓(24=大橋)がプロ6戦目で世界ランキングの獲得を狙う。

17日に東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル(日刊スポーツ後援)のメインでWBA世界ミニマム級13位ジョナサン・レフジョ(26=フィリピン)との51キロ契約体重8回戦に挑む。16日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、桑原はリミット、レフジョは50・0キロでパスした。

4階級制覇王者井岡一翔(Reason大貴)と同じ興国高-東京農大のルートを進み、「井岡2世」と呼ばれる桑原は初のメインイベント抜てき。「うれしいと同時にプレッシャーも感じましたが、今は気合が入っています」と責任感を口にした。IBFでも12位にも入るレフジョに勝てば、世界ランク入りする可能性は高いだけに「この、いただいたチャンスで決めたい」と意気込んだ。

キャリア32戦でサウスポーのレフジョは17年4月に現WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)と東洋太平洋ミニマム級王座を懸けて対戦した経験もある。テクニック戦の展開が予想されているが、桑原は「キャリアのある相手をペースに乗せず、打たせずに打つボクシングができれば勝てると思います」と気合を入れ直していた。