8月に開催された「ニュージャパンカップ2020 in the USA」を制したKENTA(39)は、後藤洋央紀(41)と対戦した。

序盤から後藤の右肩、肘に狙いを定めると、強烈な蹴りで攻め立て、場外で鉄柵に激突させるなど、後藤の動きを封じた。

後藤は痛む右腕を抑えながら、バックドロップや、リストクラッチ式の地獄車などで反撃を試みたが、序盤のダメージが響き、本来の豪快な攻撃が出せなかった。最後は17分15秒、KENTAが得意のGAMEOVERで締め上げ、勝利を収めた。

新型コロナウイルスの感染拡大による出入国制限により、米フロリダ州オーランドの自宅から帰国したのはG1直前。約半年ぶりの日本リングを勝利で飾ると「G1、1勝、1勝に一喜一憂していたらだめだってことは、去年のG1で感じたから」と開幕から4連勝し、その後5連敗した昨年の経験を持ちだし、「意味ねえ。それ。今日の1勝で、俺、何も浮ついてない。さらに気を引き締めて」と先を見据えていた。