ボクシングの3団体(WBAスーパー、WBO、IBF)統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)が試合前日に挑戦者と一触即発ムードとなった。12日(日本時間13日)に英ロンドン・ウェンブリーのSSEアリーナで挑戦者となるIBF同級1位クブラト・プレフ(39=ブルガリア)との初防衛戦を控え、11日(同12日)に同地での前日計量に登場。239・7ポンド(約108・7キロ)でパスした挑戦者を横目に、ジョシュアは240・8ポンド(約109・2キロ)でクリアした。
計量パス後のフェースオフだった。マスク姿の両者がにらみ合うとプレフから挑発的な言葉を浴びたジョシュアは、落ちつくように右肩に手を置いた。しかしののしり合いはヒートアップ。数人の警備員たちが間に入って引き離す事態となった。ジョシュアは「彼はたくさんトラッシュトークしてきた。今まで多くのファイターがののしり、その後に打ちのめされるのを見てきたさ。明日のために今日は打ちのめすことを温存しなくてはならない」と冷静に振り返った。
プロモーターのエディー・ハーン氏は「プレフが『明日、明日』と言い続けたので、ジョシュアは『明日とはどういう意味か』と返した。少し離れるとプレフは『明日、俺はオマエを打ち負かす』と。ジョシュアは『ここに来てそれを言え』と言った。彼らは止まらないと判断した」と警備員たちに間に入ってもらった経緯を明かした。
昨年12月、サウジアラビアで臨んだ最新試合、アンディ・ルイス(米国)とのリベンジ戦よりも3ポンド(約1・3キロ)重くなったジョシュアは「今夜も練習する。良いルーティンを続ける。彼を研究してきたし、戦士だと思う」と自信たっぷり。WBC世界同級王者タイソン・フューリー(32=英国)との4団体統一戦を期待する声が高まる中、約1年ぶりのリングでヘビー級最強をアピールするつもりだ。


