プロキックボクシングNKBミドル級王座決定戦(18日、東京・後楽園ホール)で同級1位の田村聖(33、新潟市・拳心館)が王座奪還を狙う。メインイベントで同級4位釼田昌弘(32、テツジム)と対戦。17年2月にタイトル獲得も、同年9月に王座陥落。デビュー10年目で再び巡ってきたチャンスで2度目の王座に就き、階級最強を証明する。

前王者の西村清吾(43)が返上した王座を争う一戦だ。試合直前の練習で田村は強烈なパンチ、キックを打ち込む。「今までやってきたことをやり抜く」。ローキックでダメージを与え、右ストレートと連打を繰り出す。積み重ねてきた10度のKO勝ちの基盤にあるスタイルを磨いている。釼田には18年4月に判定勝ちしたが「タフな選手」と油断はない。

田村は17年2月に西村との王座決定戦で判定勝ちし第6代ミドル級王座に就いた。だが、その7カ月後の初防戦で西村に判定負けし王座を失っていた。返り咲きを狙う今回、「絶対に負けられない」と言う。

前回タイトル獲得後、「試合がないと練習をしない状態になった」と集中を欠いた。ただ敗戦で自分を見つめ直し、早朝5時からのロードワークに、週6日のジム通い。好きだったスイーツ類も絶った。

2児の父。8歳の長女と2歳の長男は父がもらってくるトロフィーが好きだ。9月には第3子が生まれる予定。「ベルトを取って、家族や仲間たちと喜びたい」と再び頂点に立つことを誓った。【斎藤慎一郎】

◆田村聖(たむら・ひじり)1988年(昭63)7月23日生まれ、阿賀野市出身。京ケ瀬中ではバスケットボール部。20歳で拳心館に入門し、キックボクシングを始める。デビューは12年4月14日で1回KO勝ち。20年にPRIMA GOLD杯ミドル級トーナメントで優勝。戦績23戦13勝(10KO)9敗1分け。176センチ。