電撃独立、電撃脱退、電撃加入…。コズミック・エンジェルス(コズエン)のリーダー・中野たむの涙は止まらなかった。
代々木第2体育館のメインイベント後、“悲劇”は起きた。白川未奈が、コズエンからの独立を発表。「たむに甘えてきた」と涙を流した。“ちゃんみな”は、昨年12月に世界を股にかけるグラマラスユニットのクラブ・ヴィーナスを結成。新たに出来たマライア・メイ、ジェシー、ジーナと「勝負をかけたい」と、決別した。
それだけでは、終わらなかった。たむから、熱い指導を受けてきた月山和香までも…。月山は「コズエンが大好きです。みんなのおかげで、たむさんの、おかげで初勝利できました。何があっても、たむさんが大好きです」と揺るがない信頼関係を口にした。と、思ったが「今までありがとうございました」。まさかのクラブ・ヴィーナス入りを決めた。
ぼうぜんとする、たむ…。悲しみに暮れるリーダーの元に、救いの天使が舞い降りた。安納サオリだった。「私じゃダメかな? 私が支えるから」。そう言い、たむに、右手を差し出すと、ガッチリ握手を交わした。バックステージに登場した、たむの目は真っ赤。「未奈がきっといつか、自分の未来を進むとは思っていたけど、今日、その日が来るとは思っていなかった」と顔をクシャクシャにした。ただ、隣には安納が寄り添ってくれていた。
23日横浜アリーナ大会では、ワールド王者のジュリアに挑む。3日の記者会見で乱闘となり、流血事件まで発展した因縁の相手。たむは「ジュリア、あんたの赤いチャンピオンもあと1週間。せいぜい、きれいに磨いとけ」と、新体制のコズエンを引き連れ、王者を目指す。
もう悲しい涙はいらない。次こそは、嬉し涙を光らせる。

