悲願の頂点へ、エースに立ち向かう。3・31両国大会で山下実優の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座の挑戦権を懸けたバトルロイヤルが行われ、5選手による戦いを制した渡辺未詩が挑戦権を得た。
中島翔子、瑞希がオーバー・ザ・トップロープで失格となり、辰巳リカが上福ゆきの金太郎クラッチで丸め込まれて退場に。最後に上福との一騎打ちとなった渡辺は、卍(まんじ)固めであわやギブアップの展開もあったが、フェイマサーで飛びつく上福を肩車するなどして応戦。
上福の高角度回転エビ固めも許さず、リバース・ジャイアントスイングでぶん回し、最後はティアドロップで3カウント勝利を収めた。
試合後には山下から「全力でかかってこい。絶対に負けねえから」と言い放たれた渡辺は「ここで勝ったことを自信に両国国技館で山下さんの持つベルトを勝ち取りたい」とアピール。
実は山下はここ数年、渡辺ら若手選手の闘争心の変化を感じるようになったことを話しており、21年2月以来3年ぶりとなる同王座挑戦で、初戴冠に期待がかかる。「巻いてきた人の重みを感じるし、(東京女子が)11年目を迎えた両国国技館という重みも感じる」。
決戦まで残り3カ月。「もっともっと強くなっていかなきゃいけない。向かい合った山下さんを見たら、もう勝つということを目指すしかない」と気合を入れた。

