日本ライトフライ級1位の高見亨介(22=帝拳)がプロデビューから7連勝を飾った。世界挑戦経験もある元WBAインターナショナル・フライ級王者ウラン・トロハツ(31=中国)との110ポンド(約49・89キロ)契約体重8回戦に臨み、3-0(79-73×3)の判定勝利を挙げた。高見は「8回フルラウンド、世界挑戦した選手と戦えたことは収穫」と振り返った。

試合トランクスには自らの「弟分」で、今年3月に他界した元日本同級ユース王者坂間叶夢さんの名前を刻み「(坂間さんの)お父さんの方から了承を得て、名前を入れて。それが、すごく力になりました」と感謝した。

過去に田中恒成(畑中)、木村翔(花形)ら日本人の元世界王者らと対戦し、日本でもなじみのある元世界ランカーに対し、高見は1ラウンドから連打で攻めた。1階級上を主戦場とし、パワフルなトロハツのプレッシャーにも引くことなく、ワンツー、右ストレートを打ち、3回には左目上の切り裂いた。5回には左フック、右アッパーと多彩にパンチを出し、手数多く攻め続けた。

決して楽ではない減量で、高見は食材として馬肉を愛用している。支援者から贈られたという馬肉を夕食に口にし、パワーを落とさずにジムワークができているという。今回も1階級上の元世界ランカーにパワー負けすることなく撃破。ただ高見は「今日はふがいない試合。次回はもっと強くなった姿を見せられるように頑張りたい。KOは意識していたがトロハツ選手は気持ち強くて、ベテランで少しのまれてしまった」と反省することも忘れなかった。

現在、同級の世界ランクでWBC14位、IBF11位、WBO17位に入る。昨年12月に世界ランカーだったリト・ダンテ(フィリピン)を下し、今年3月には日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィックのライトフライ級王座を獲得してきた堀川謙一(三迫)も6回TKO撃破した。今回も実力者を下し、日本王座挑戦間近のホープとして評価を上げた。