ボクシングIBF世界ライトフライ級王者矢吹正道(32=LUSH緑)が日本人初の世界2階級同時制覇を狙う。3月29日、愛知県国際展示場で同級王座を保持のまま、IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(24=メキシコ)に挑戦すると3日、発表された。昨年10月、シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)を下し、世界王座に返り咲いて以来のリングで2階級制覇に挑む。元3階級制覇王者亀田興毅氏が運営する3150LUSHBOMU興行のメインとなる。

3日に都内で会見した矢吹は「フライ級の王者とやりたいと興毅さんに話し、実現してもらい感謝している。フライ級が熱いので自分も食い込みたい」と意気込んだ。王座保持のまま、1階級上の王座に挑戦したケースは海外で何例もあるが、日本では初めて。矢吹は「自分1人で決められることではないが、負けて王座保持しようなんて別に思っていない。この試合に、すべて懸けて戦いたい」と不退転の決意を示した。

興行プロモートする亀田氏は「IBFルール上、王座保持のままで上の階級に挑戦することは問題ない。現役王者同士による階級の壁を越えた世界戦になる」と強調した。【藤中栄二】