人気女子プロレスラー、ウナギ・サヤカ(38)と“女子プロレス界の横綱”里村明衣子(45)が超満員(1603人)の後楽園ホール・ワンマッチ興行で激突。

里村が24分21秒、スコーピオライジング(シャイニング式かかと落とし)でウナギから3カウントを奪って勝利した。

貫禄を見せつけた里村だったが、ウナギの健闘も光った。カード発表会見で「ウナギは5分ももたない」と話した里村が差し出した試合前の握手を無視して、気合のビッグブーツ4連発をたたきこんだ。場外では里村をイスにたたきつけ、一度はやられたゴムパッチン攻撃も「ファンは里村明衣子のゴムパッチンやられてる姿がみてえんだよ」と叫んで、再度ゴムをくわえさせると、目いっぱい引っ張ってから手を離した。

里村の強烈なハイキックを顔面に被弾した直後に雪崩式ブレーンバスター、フロントチョークと続けざまに決め。里村の1度目のスコーピオライジングは回避。羽根折り固めで締め上げた。最後はデスバレーボム2発からのスコーピオライジングで沈んだが、ウナギのことを見直した里村に「私はできる限りウナギの夢を一緒に見たい!!」とまで言わしめた。

里村はバックステージでも「私は経験上、女の決意ってあまり信じないんですよ。コロコロ変わるんで。でもウナギ・サヤカに関しては信じてる。言ったことをちゃんとやるし。初めての対決でこれだけのお客さまが集まってるっていうところはウナギ・サヤカと里村明衣子の勝ちだと思います」とたたえた。ウナギも「みなさん『ウナギ・サヤカ、マジですごかった』って全員書いてもらっていいですか」と会心の笑顔を見せた。

ウナギは里村から「マブダチ」になることは最後まで拒否されたが“堅物めいめい”“傾奇者(かぶきもの)”それぞれのやり方で女子プロレスを盛り上げていくと誓い合った。ウナギは「今回ワンマッチをやると決めて、業界の人たちから『私たちがやろうと思ってたんです』って言われましたよ。ただね、思ったけどやらねえのがお前ら。やるのが私、ウナギ・サヤカです」と言い切り、4月26日に両国国技館で行う自主興行も成功させる意気込みを示した。【千葉修宏】