欧州最大のキックボクシング団体GLORYは米マイアミで大会を開催。メインイベントでウエルター級(-77キロ)王者チコ・クワジ(27=オランダ/スリナム)が、1階級下ライト級(-70キロ)王者ティジャニ・ベスタティ(27=モロッコ)を相手に防衛戦を行い、判定1-1のドローで3度目の防衛を果たした。
2人は昨年10月にもウエルター級のベルトをかけて対戦し、その時もクワジがドロー防衛していた。
試合はベスタティが初回から手数を多くして積極的に攻める展開。しかし2回にクワジがベスタティをコーナーにつめて右のショートパンチでダウンを奪取した。ベスタティがバランスを崩し、右手がマットに触れたかどうかの微妙なシーンだったが、これがダウンと判定された。
3~5回は一進一退の攻防が続き、クワジのパンチでベスタティが転倒する場面や、逆にベスタティがコンビネーションでパンチを当てるなど、明確な差は生まれなかった。
だが試合後のマイクでまたも2階級制覇がならなかったベスタティは判定に異を唱え「明らかに自分が勝っていたと思う。1回は僕、2回はチコのラウンドで、あとの3回は全部、僕が取っていた。みんなはどう思う?」とファンに問いかけた。
一方、クワジは「ドロー防衛はうれしくないが、判定は判定でしょうがない。僕らには再戦する以外にできることはない」と話し、「クワジVSベスタティ3」の開催を呼びかけていた。
ベスタティは-70キロで日本最強の海人がターゲットにする選手で、この日の試合でもあらためてクワジとともに世界最高峰の技術を披露していた。

