プロボクシング東洋太平洋フライ級王者の飯村樹輝弥(27=角海老宝石)が、強敵へのリベンジを世界への飛躍にする。挑戦者エスネス・ドミンゴ(26=フィリピン)との初防衛戦(3日、東京・後楽園ホール)を控えた2日、都内で計量をクリア。「どんなパターンになっても勝てる。すべてが楽しみ」と自信をみなぎらせた。

プロ戦績は8勝(2KO)1敗。その唯一の敗北が22年10月にドミンゴに6回TKOで敗れた黒星。「荒々しいだけじゃなく、スキを見てカウンターも打てる。ずる賢さもあった」と振り返る。2年7カ月ぶりの再戦は王者として挑戦を受けるが「立場は関係ない。プロとして連敗は許されない」と雪辱を期す。

敗戦を糧に成長してきた自負もある。再起戦で日本フライ級王座を獲得して3度防衛。今年1月には世界ランカーのドゥマム(フィリピン)に判定勝利を収めて東洋王座も手にした。「一番成長したのはメンタル。1回負けたことでボクシングに対する姿勢が変わった。常に集中して練習するようになった」と飯村。

フライ級はWBC、WBA王者の寺地拳四朗、IBF王者の矢吹正道が世界の頂点に立つ。世界ランキング入りしている飯村は「自分もそこに入っていかなきゃと思っている。でも明日勝たないと先は見えてこない。絶対に勝つ」。まずはドミンゴにきっちりと借りを返して、新たなステージに踏み出す決意だ。【首藤正徳】