WBC世界バンタム級王座決定戦で、同級1位那須川天心(27=帝拳)と同級2位の元WBA世界同級王者井上拓真(29=大橋)が拳を交える。
25年の大一番とも言える注目カードとなるが、井上は那須川戦に向けた世界戦用Tシャツのデザインに幼少時代から兄尚弥(32=大橋)とともにトレーニングを重ねてきた元日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者のいとこ浩樹(33=大橋)が描いたイラストを選択した。
これまで井上は世界戦用のTシャツに英語で「BUST THE LIMIT(限界突破)」「エボリューション(進化)」「AWAKEN(覚醒)」と試合に向けたテーマを刻んできた。今回は英文字のテーマを刻むことはなく、明らかに違うデザインとなっている。井上は「気分ですね」と笑顔を浮かべながら理由を口にした。
現在、浩樹は現役活動を休止して井上兄弟を支える「サポーター」の役目を担う。今月12日に東京・新宿区の帝拳ジムで行われた那須川の公開練習も鈴木康弘トレーナー、北野良トレーナーと一緒に視察。井上家の強力メンバーとして精力的に動いていた。また21日の試合前の公式会見、23日の前日計量にも控室に入ってサポート役にまわっていた。
25年の日本ボクシング界でもっとも注目される日本人対決の好カード。漫画家としての肩書も持つ浩樹と一緒に戦うという意味が強く込められているようだ。浩樹も「本当にうれしいですよね」と喜んでいた。

