プロボクシング元東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級統一王者佐々木尽(24=八王子中屋)が26年2月19日、東京・後楽園ホールで再起戦に臨むと26日、発表された。今年6月、当時のWBO世界同級王者ブライアン・ノーマン(米国)に5回KO負けを喫して以来、約8カ月ぶりのリングとなる。対戦相手は後日発表される。 同日、東京・水道橋で会見した佐々木は「日本人史上初のウエルター級世界王者になる男、佐々木尽です。前回の世界戦に負けてしまいましたが、自分自身は絶望していない。世界王者になるという野望、気持ちがひたすら強い状況。世界王者になるまでボクシングを磨き上げていきたい」と意気込みを示した。

ノーマン戦では1回に2度、5回にもダウンを喫して完敗。日本人初の世界同級王座獲得を逃した。ダメージは大きく、3カ月ほど休養。9月から練習開始したが、吐き気や片頭痛のような症状が続き、少しずつペースアップして練習を継続。佐々木は「10月下旬にようやくおさまってきて、11月入ってからスパーリングで体がなじんできた。今は通常よりもちょっと良いぐらいの状態」と強調し、反射神経などのスキルが上がっているとも口にした。

また9月から初めてフィジカルトレーニングも導入し、さらなる肉体強化にも着手しているという。佐々木は「今までもらっても1発を当てて倒していくボクシングだった。でも最近はもらったりすることは良くない。それでは世界には通用しないと感じた。崩し、ディフェンス面だったり。攻撃する姿勢は自分がモットーだと思っている。あとはもらわないボクシングをみせたいです」と力強く言い切っていた。

10月25日には、初防衛に成功した東洋太平洋ウエルター級王者田中空(24=大橋)に挑戦表明した。田中への挑戦26年5月、東京ドームで対戦を約束する井上尚弥(32=大橋)-中谷潤人(27=M・T)戦のアンダーカードになる可能性がある。日本の誇るウエルター級2人の頂上決戦を控える佐々木は「まず次の試合に絶対勝つ。作戦どうこうよりも世界王者になるためにすべて磨き上げていく。(田中戦を見据え)次の試合は落とせないです」と気合を入れていた。