幕内の高安(25=田子ノ浦)が22日、部屋の合宿が行われている奈良・葛城市内で、若手お笑い芸人と“一戦”交えて詰めかけた観客を喜ばせた。
朝稽古後に、無謀にも挑んできたのは「奈良県住みます芸人」のお笑いコンビ・十手リンジンの西手隼人(26)だった。
土俵下で見ていた田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)から「(相手の)名前知ってるの?」と聞かれた西手は、高安の名前が出てこず大あわて。「えっ? ちょっと…」と恐縮し、おびえたように体を震わせた。その姿を笑って見ていた高安は、思い切ってぶつかってきた西手をひと突きで転がし、観客の笑いを誘った。
その後、西手の相棒の十田卓(30)も土俵に上がり、2人掛かりで攻撃された高安だったが、両腕で軽々と2人を持ち上げて、あっさりと負かしてファンから大喝采を浴びた。
3日間の合宿も、この日で打ち上げ。高安は「地元のみなさんに喜んでもらって良かった。たまには、こういう環境でやるのもいい。いい気分転換になりました」と笑顔。古都で汗を流して英気を養い、名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)へ向けて、仕上げの段階に入る。

