横綱鶴竜(30=井筒)が2敗を守り賜杯争いで2敗の照ノ富士(23)と並んだ。

 目の前で照ノ富士が敗れ、勝てばその大関に並ぶ豪栄道戦。鶴竜は立ち合いの踏み込みで左を差し、右前まわしを引きつけての寄り。相手の首投げを警戒しながら慎重に寄り切った。目前で照ノ富士が倒れるアクシデントも「自分の相撲に集中するだけだった。立ち合いも良かったし、その後も首投げを警戒していった」と表情を変えずに話した。10日目までに2敗を喫し絶望的だった、横綱昇進後初の優勝がこの2日で現実味を増してきた。「いやいや、目の前の相撲に集中します」。何度も「集中」の2文字を口にした。