11月20日に死去した、元横綱で日本相撲協会の北の湖前理事長(享年62、本名・小畑敏満)の協会葬が22日午後1時から、東京都墨田区の両国国技館で営まれた。

 故人と親交の深かった、プロ野球元ヤクルト監督の若松勉氏(68)も焼香した。

 年齢は6歳上だが、同じ北海道出身のプロスポーツ選手ということで、親交を深めてきた。「大関になる前からの付き合いで、一緒に食事もよくしました。野球も好きで神宮にも何度も来てくれました」と懐かしんだ。「小さな大打者」の異名を取った若松氏と、大きな大横綱だった故人の2人で、北海道のスポーツ界に元気を与えた。「あのような大きな体の横綱が、どんどん出てきてほしいな。でも、あんな横綱、しばらく出ないだろう」と目を細めた。

 北海道出身力士は、横綱はおろか、幕内力士も今は不在の状況に「北海道も裕福になったのかな」と、ハングリー精神でともにトップに上り詰めた時代を、懐かしむように話した。また部屋の看板を下ろすことにも「北の湖部屋がなくなるのは寂しいですね」と、しみじみと語った。