東前頭11枚目の逸ノ城(22=湊)が、2桁勝利に王手をかけた。

 西前頭12枚目で再入幕の英乃海(26=木瀬)にもろ差しを許したが、肩越しに両上手を取り、構わず足を運び、まわしをキッチリ引きつけて寄り切った。

 「2本差されても、まわしをつかめば何とかなると思ったか?」の問いに、首を縦に振りながら「そうですね」と、うなずいた。10日目に勝ち越した際に「残り何番勝てれば三役に戻れますか?」と逆質問し、残り全勝の13勝2敗もイメージに描いていた。それも連敗で霧散したが、それでも残り2番とも勝ち、11勝4敗で終えられれば幕内上位復帰は間違いない。「あと2番だけ。2番とも勝つつもりでいます」と自らに、2桁勝利のノルマを課していた。