成るまで待とう、横綱へ-。大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)で綱とりに挑む大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が、初優勝を力強く誓った。
郷土後援会の激励会が11日、地元の茨城県牛久市で約200人を集めて行われた。応募400人を半数に絞るも昨年より40人多く、大勢が参加できるように13回目で初めて立食形式となった。この熱気に「来場所、必ずいい報告ができるように一生懸命頑張る。まず優勝です。強い気持ちを持ってやる」と宣言した。
会では地元コミュニティーFMラジオ「うしくうれしく放送」から公開インタビューを受けた。その中で戦国時代の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の中で好きな武将を聞かれると「徳川家康」と答えた。家康と言えば「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の我慢の人。初優勝と横綱昇進を我慢強く待ち続ける己の姿が、家康に重なったか…。
綱とりへ、父貞彦さんは「厳しくやってもらった方がいい。厳しくしないと人間は強くならない」と、あえて高い条件に賛同する。そんな愛のムチに、大関は「あとは自分次第」と言った。成るまで待ち続けた悲願。成就のときは来ている。【今村健人】

