大相撲の横綱白鵬(31)らが所属する宮城野部屋が17日、滋賀・長浜市内で合宿を開始した。

 3年連続で優勝している名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)で、通算38度目優勝を狙う白鵬は、ぶつかり稽古で若い衆に胸を出すなどして、汗を流した。「夏場所後から名古屋までは巡業がなかった分、稽古していない部分もあるので、この合宿でしっかり汗をかきたい」と、20日までの短期合宿で体を整える考えだ。

 史上3人目の通算1000勝まで「あと13勝」に迫っている白鵬は、日米通算4257安打を記録して世界一になった米大リーグ・イチロー外野手(42=マーリンズ)の活躍に敬意を示し「本当に日本人の誇りでしょう。日本の国技の横綱としても祝福したい」と、祝いの言葉を口にした。