日本相撲協会審判部の二所ノ関部長(元大関若嶋津)は大相撲名古屋場所3日目の12日、右肘に黒色のサポーターを着用して取組を行った横綱日馬富士に対し、土俵の美しさを損なうとして隠岐の海戦後に審判部へ呼び、注意を与えた。

 力士規定では、負傷者に包帯やサポーターの着用を認めており、色の規定はないが、白系統が慣例となっている。

 二所ノ関部長は「白にしてくれと言った。日馬富士は『はい、分かりました』と言っていた」と述べた。日馬富士は「黒いのはゴムでできていて、よくしばれる。白いのはしばりが弱い」と説明した。