西幕下6枚目の豊ノ島(33=時津風)が、新年の1番相撲で快勝し、白星発進した。

 新十両を1場所で陥落した一回り年下の明生(21=立浪)を、立ち合いで得意の2本を差し、危なげない相撲で寄り切った。「2本入ったんで、さすがにあの体勢で負けるわけにはいかない。新年1発目で、すごく気持ちの良い白星。内容も良かった」と、まずは幸先いいスタートに満足そうだった。

 左アキレス腱(けん)皮下断裂のため、昨年名古屋、秋場所と連続休場。同九州場所で復帰した時、番付は幕内から約12年ぶりの幕下に落ちていた。西幕下7枚目で迎えた、その先場所は4勝3敗で勝ち越し。番付は1枚しか上がらなかったが「先場所より、感覚とか(負傷箇所の)怖さはだいぶなくなっている。今日も、しっかり踏み込めた。7、8割は戻っている」と復調を確実に感じ取っているようだ。

 関取復帰には、よほど番付運に恵まれない限り、今場所も7戦全勝が求められる。幕下以下の力士の生活リズムには、まだ慣れない面もあるが「慣れる前に早く戻りたい」と、元関脇のプライドもにじませていた。