大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)で関取デビューを果たす、西十両13枚目の矢後(23=尾車)が、新十両昇進の手荒い祝福? を受けた。
千葉・船橋市内にある二所ノ関部屋で4日、二所ノ関一門の連合稽古が行われ、幕下付け出しから所要2場所のスピード昇進で関取になった矢後も参加。大関高安(田子ノ浦)が琴奨菊(佐渡ケ嶽)と2番取った後、直々に稽古相手として指名された。四つに組んだが3番取って全敗。さらに今度は、横綱稀勢の里(同)が三番稽古(同じ相手と何番も取る稽古)の相手に指名。13番取ったが全く歯が立たず、その後は6分間のぶつかり稽古で、体中が砂まみれになる中、みっちり鍛えられた。
稽古後も、息も絶え絶えの矢後は、指名された時は「ビックリした」と言う。それでも「稽古をつけていただいて、とてもありがたい。(横綱は)とても重くて全然、びくともしなかった。勉強することばかり。いい経験になりました」と関取の洗礼? を浴びて恐縮しきりだった。

