大相撲春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付が26日に発表され、横綱在位単独1位の64場所目を迎える白鵬(32=宮城野)が大阪市内の稽古場で会見を行った。横綱在位63場所の北の湖を抜き、また1つ前人未到の記録を刻む。「記者さんに聞かされる前、ドイツの友人に『2年後の春には記録になるよ』と(横綱在位単独1位について)教えてもらって、また“がんばろう”と思ったことを覚えています」と記録を知ったきっかけを明かした。「横綱に昇進した時は“3年、5年頑張れば”と思っていたけど、10年(以上)綱を張ることになれば…という夢を見ていた。それができれば、また違う景色があるんじゃないかと…。64場所はそれに花を添えることになるのかな」と感慨深げに語った。

 初場所は両足親指の負傷で、途中休場した。患部の違和感は消えたと言い「大阪の皆さんに、賜杯を掲げる姿を見せたい」と春場所出場に意欲を見せた。一方で「でも、来週あたりの出稽古でどうなるか」と、相撲を取りだしてからの不安は残っている。

 初場所前からかち上げ、張り差しの目立つ立ち合いが、横綱審議委員会などで問題視された。「そう言われるとね…。大きく変える必要はないと思うけど(かち上げ、張り差しを)できるだけ減らしていきたい。横綱を12年(7月名古屋場所で12年目)もやっていると、相撲も変わってくるんだろうな」。初日の3月11日が33歳の誕生日。立ち合いのマイナーチェンジに前向きな姿勢を見せつつ、出場に向けた調整を続けていく。