日本相撲協会は13日に臨時理事会を開き、大相撲7月場所(19日初日、東京・両国国技館)の開催可否の判断を下す。

協会は各部屋に外出自粛や出稽古禁止の通達、希望する協会員の新型コロナの感染歴を調べる抗体検査を行うなど、開催に向けて慎重に準備を進めてきた。当初は無観客開催を目指していたが、開催決定の場合は、観客の有無についても協議される。

日常的に弟子に暴力を働くなど、不適切な指導を行ってきた中川親方(元前頭旭里)の処分も協議される。同親方は師匠の資格なしと判断され、中川部屋は閉鎖となる見通し。同部屋に所属する9人の力士らは、同じ時津風一門を中心に移転先を最終調整しているが、なかには引退を考えている力士もいる。また、11月に福岡で開催される九州場所を両国国技館で代替開催する案が浮上しており、協議される見込み。例年は九州場所後に実施される冬巡業は、取りやめの見通しとなっている。