日本相撲協会は22日、大相撲初場所が開催されている両国国技館で同場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士が決まった。

殊勲賞は該当者なしに終わった。千秋楽結びの一番で、大関貴景勝(26=常盤山)に勝ち初優勝を決めれば琴勝峰(23=佐渡ケ嶽)の受賞だったが、敗れたため該当者はなかった。

敢闘賞は、千秋楽まで優勝争いに残ったことが評価された琴勝峰の初受賞が決まった。三賞も初めての受賞となった。終盤まで優勝争いを引っ張った平幕の阿武咲(26=阿武松)も、千秋楽で勝ち11勝目を挙げれば受賞だったが、関脇豊昇龍(23=立浪)のマゲをつかみ反則となり4回目の敢闘賞受賞を逃した。

技能賞は、14日目に10勝目を挙げた小結霧馬山(26=陸奥)が初受賞した。12日目の大関貴景勝に勝った相撲などが技能相撲に値すると評価されたもので、三賞は新入幕で11勝を挙げた20年初場所の敢闘賞に続き2回目の受賞となった。