大相撲の元関脇でタレントに転身した豊ノ島(39)が、17日、都内のミクサライブ東京でトークイベント「豊ノ島の部屋」を開催した。日刊スポーツの佐々木一郎記者との軽妙な掛け合いで、来場した約100人の観客の笑い声が響く幸せな空間となった。
スタートから笑いの神が舞い降りた。佐々木記者に呼び込まれて壇上に登場。用意された椅子に座るとおしりがハマった。「これ、立ったら椅子がついてきます」。現役を退いても下半身の大きさは迫力十分。肘掛けのある椅子では収まりきらず、急きょパイプ椅子に取り換えるというハプニングが発生した。よもやのトーク開始前のほっこりトラブル。会場の空気が和らいだところで、2人のトークが始まった。
今回のテーマは「相撲の真面目なお金の話」。断髪式の費用、退職金、懸賞金や力士の給料といった内容を深掘りしていった。日本相撲協会の寄附行為を調べ上げた佐々木記者の鋭い質問を、ユーモアを交えながら解説。懸賞金の使い道は「寄付したかなぁ」と時にいなし、幕下に転落して無給となった際には「妻が格好良くて『部屋の若い子と食事に行くときはちゃんと払って』と。『削るところを削ればいいんだから』と言ってくれた」と内助の功に感謝。笑いあり、聞かせるところもありの、巧みな話術で観客を引き込んだ。
この日はオンラインでも同時配信し、質問も募集。リアルタイムの書き込みに答えていくなど、双方向のやりとりでイベントは進んでいった。
配信が約1時間10分で終了すると、会場のお客さん限定のさらに密度の濃い内容を展開。実家の高知・梶原食品のたまごとうふを食レポをしたり、オリジナルの反物や懸賞袋をプレゼントするじゃんけん大会を行うなど、距離感の近い雰囲気で大盛り上がりだった。
熱気あふれるまま第1回の「豊ノ島の部屋」は終了。当初の終了予定時間をオーバーするほど充実の内容だった。最後は1人1人のお客さんと2ショット撮影を行うなど、アフターコロナを感じさせる一幕も。今後に向けて「2回目、3回目とお客さんの意見を聞いて、より良いものを作っていきたいですね」と意気込む。相撲をもっと身近に感じてもらうため、ファンを楽しませる「部屋」を提供していくことを誓った。

