序ノ口の最初の相撲で、アクシデントがあった。
寺西(15)が住吉(15)を押し出した場面。今場所からデビューしたばかりの式守友三郎(ともさぶろう、18=音羽山)が力士に押し出されるかたちで、土俵下へ転落。動けなくなり、救護班が手当にあたった。
警備の親方衆も駆け付け、担架に乗せられて退場。国技館内の相撲診療所に向かった。その後の取組の行司は、木村裕之助が急きょ務めた。
相撲診療所に付き添った幕内格行司の木村元基によると、X線検査を受けた結果、骨に異常はなし。念のため、東京・墨田区の病院へ部屋の兄弟子の讃岐竜が付き添って診察を受けた。
報告を受けた元基は「頭は打っていません。診断結果は、左太ももの肉離れ。先は長いので、今場所は休場させます。マジメな子なのでショックは受けていますが、まだ先は長いので。1つ1つが経験だと思います」と説明した。
友三郎は、長野県更級農高で相撲を始め、80キロ未満級で高校総体にも出場。同じ音羽山部屋の山岸は、相撲部の同級生でもある。
元基は「相撲部時代の古傷だったようです。あの場面、左右に動いてよければいいじゃないかと言われますが、金縛りのように体が固まってしまうことがあります。今場所が初めてですし、巡業と本場所はまた違いますから」と気遣っていた。

