東洋大相撲部出身の白神嶺治(23)が20日、放駒部屋に入門することが発表され、東京・足立区の放駒部屋で入門会見を行った。しこ名は本名と同じく「白神」を名乗り「まずは関取になれるように」と、意気込みを語った。
札幌市西区出身。少年相撲団の指導者である父・治さんの影響で、物心がついた時から、まわしを着けていた。中学は強豪校として知られる金沢の鳴和中に相撲留学。高校も名門・金沢市立工相撲部に入部しキャリアを積んだ。しかし、東洋大3年時に左ひざ前十字じん帯断裂。復帰後は思うような相撲が取れなかった。
大学卒業後は父が経営する土木会社に勤め「現場で穴を掘っていました。井戸を3、4本」。その期間で古傷も徐々に癒え、突然相撲に対する思いが増してきた。「後悔したくない」。今年1月に角界入りを決心し、稽古を見学した結果「部屋の雰囲気と親方の人柄」で放駒部屋を選んだ。同郷で公務員を経て力士となった一山本も所属しており「社会人で1年働いてから関取になられた方。リスペクトはあります」と、思いを口にした。
180センチ、175キロの体格を生かした押し相撲が持ち味。高校、大学の先輩にあたる放駒親方(元関脇玉乃島)は「立ち合いとスピードで勝負してもらいたい。愛される力士になってもらえたら」と期待。夏場所の新弟子検査を受ける23歳も「同年代が幕内で戦っているので、同じレベルに上がりたい」と、力を込めた。

