◇6月17~21日◇フィリピン・マニラ市リサール記念球場◇U―14ポニーの部、U―16コルトの部◇予選リーグ、決勝

U―16コルト日本代表が2年連続優勝で、ワールドシリーズ(7月26日、米イリノイ州マリオン)出場を決めた。予選で1度は敗れたフィリピンのチームに、決勝でサヨナラ勝ちした。2年連続世界一が期待されたU―14ポニー日本代表は、決勝で台湾に0―1で惜敗した。(写真は日本ポニーベースボール協会提供)

【1失点に泣く】

ポニー日本は予選リーグ初戦で宿敵の台湾を接戦の末に破った。勢いに乗ったチームは実力差のある3チームに大差をつけて4連勝。ただし、昨年に引き続き代表を率いた古澤豊監督は、大量得点に沸くナインに若干の不安を感じていた。「最初に台湾に勝って『行ける!』の気持ちが強くなったのでしょう。次第に振りが大きくなっていました」。

決勝は台湾との再戦。昨年、日本に出場権を奪われた宿敵には秘策があった。予選リーグで登板のなかった最速130キロ台後半の剛腕をマウンドに。データがまったくない上、ポニーの部は本部の米国ポニーに合わせて、投本間は16・46メートルと通常の18・44メートルより約2メートル短い。戸惑う打線は6者連続を含む2ケタ三振を奪われ沈黙。投手陣は踏ん張ったが、先頭打者への死球に、連続バスター攻撃の奇襲で失った1点に泣いた。

連覇を逃し落ち込むナインを古澤監督はねぎらった。「ポニーを勝ち抜くのは難しい。台湾と2度も1点差でしのぎを削ったことを自信にして欲しい」。試合後、15人は涙が乾く間もなくスタンドに陣取った。コルト日本への応援歌が、マニラの空に響いた。