ダウンタウン浜田雅功(63)が俳優・濵田雅功として、役所広司(70)主演のNetflixシリーズ「俺のこと、なんか言ってた?」(10月に世界独占配信)に出演することが14日、分かった。ドラマへの出演は、10年のテレビ朝日系主演ドラマ「検事・鬼島平八郎」以来16年ぶり。連ドラに初出演した91年のTBS系「パパとなっちゃん」で助監督を務め、24年に同局を退社した企画の磯山晶プロデューサー(58)からのラブコールに「ADだった磯山さんが、プロデューサーになってオファーをくれたので、『それならやろうか』と」と快諾した。
「俺のこと、なんか言ってた?」は、英ロンドンで舞台公演を成功に収めた、役所演じる俳優の高瀬川玄が、パンデミックが明け、晴れて2年ぶりに帰国も世間から完全に忘れられてしまう。名声も家族もお金も失った男は果たして、もう1度スポットライトを浴びることができるのか…承認欲求の塊の高瀬川が、強制リセットされた人生で再起をはかるヒューマンコメディー。濵田は高瀬川のライバルの売れっ子俳優・壬生大也を演じる。壬生はドラマ「サウナ検事・整誠一」に主演と「検事・鬼島平八郎」で検事を演じた濵田を地でいくような役どころだ。
濵田は「ずっとバラエティーばかりやってきたので、『こんな感じだったなあ』と、すごく新鮮でした。いやもう、久しぶりすぎて。しかも今回は座長ではないので。現場の空気にうまくなじめているかな、浮いていないかなというのは、ずっと心配でしたね」と振り返った。役所との共演については「もちろんずっと作品を見てきた方なので、うれしかったですね。意外と気さくで。こちらがノリでパッとやったようなことも受け入れてくれて。ありがたかったです」と感謝した。
磯山氏は「『役所広司さんの宿敵のライバル役は、斬新で驚くようなビッグキャスティングをして欲しい』とNetflixにリクエストされた時に、濵田さんしかいない! と思いました。今回、TBSを退社して初めてのNetflix作品でオファーしたら、もしかしたら出てくれるかもしれない…とひそかに思ったのです。OKをいただき、本当にうれしかったです」と感謝。「役所さんとのタイマンシーンをモニターで見ながら、国宝2人と一緒にドラマが作れる、こんなに幸せな仕事があるだろうかと思いました」と感慨を口にした。
濵田、脚本の宮藤官九郎(55)と磯山氏のコメント全文は、以下の通り。
濵田雅功(壬生大也役)「パパとなっちゃん」ではADだった磯山さんが、プロデューサーの磯山さんになってオファーをくれたので、「それならやろうか」と(出演することを決めました)。ドラマの現場は16年ぶり。ずっとバラエティーばかりやってきたので、「こんな感じだったなあ」と、すごく新鮮でした。いやもう、久しぶりすぎて。しかも今回は座長ではないので。現場の空気にうまくなじめているかな、浮いていないかなというのは、ずっと心配でしたね。役所広司さんとご一緒できたのは、もちろんずっと作品を観てきた方なので、うれしかったですね。意外と気さくで。こちらがノリでパッとやったようなことも受け入れてくれて。ありがたかったです。
宮藤官九郎(脚本)本当に出てくれるのか?と、ずっと半信半疑でしたが、クランクイン前に「サウナ検事・整誠一」の劇用写真を見せて頂き、うわ、本当に浜ちゃんがやるんだ、しかもこんな衝撃的な髪形で!? と震撼(しんかん)しました。こんなこと言うと営業妨害かもしれませんが、イメージと違い、とても真面目で誠実なお芝居をされていて驚きました。壬生大也は役所さん扮(ふん)する高瀬川のライバルで、嫉妬の対象ですが、彼には彼の美学があり、葛藤があるという核心の部分をサラっと演じるさじ加減とナチュラルなせりふ回しはさすがだと思いました。あと、ツッコミ風のせりふを書く時は、自然に浜田さんの声で脳内再生されるので、やっぱり自分もダウンタウンさんの影響下にあるんだなと実感しました。
磯山晶氏(企画・プロデューサー)「役所広司さんの宿敵のライバル役は、斬新で驚くようなビッグキャスティングをして欲しい」とNetflixにリクエストされた時に、濵田さんしかいない! と思いました。役所さん扮(ふん)する日本を代表する俳優が、意識し続ける風格のある人なんて、他に考えられないと。「パパとなっちゃん」(1991年TBS)というドラマで濵田さんが連ドラ初出演された時、私は新入社員で一番下の助監督でした。当時、とてもよくしていただいた思い出があって、今回、TBSを退社して初めてのNetflix作品でオファーしたら、もしかしたら出てくれるかもしれない…とひそかに思ったのです。OKをいただき、本当にうれしかったです。とにかく真面目に真摯(しんし)に取り組んでくださいました。お芝居は、きめ細やかな部分まで気を配り、わざとギクシャクした空気を作ったり、ちょっとしたニュアンスも大事にされて、さすがずっと主役を張ってきた人だと感動しました。特に3話の濵田さんの表情は、何度見てもグッと来ます。役所さんとのタイマンシーンをモニターで見ながら、国宝2人と一緒にドラマが作れる、こんなに幸せな仕事があるだろうかと思いました。



