第4試合は、WIPインターコンチネンタル王者決定トーナメント1回戦が行われ、ディーヴァおだえり(小田えりな)がジャンボ佐藤(佐藤朱)を破り、優勝決定戦進出を決めた。

 おだえりはゴングとともに、飛びつき腕十字で佐藤の右腕を攻め立て、攻撃を鈍らせた。エルボーだけでのけぞる相手のパワーあふれる攻撃に、カウンターの腕十字や肩関節を合わせる、トリッキーな戦いを展開。最後もブレイクス・アームバーに足関節の複合技で、佐藤をギブアップさせた。

 試合後は「柔よく剛を制す。私にも考えがある。以上!」と、意味深な言葉を残して思い切りマイクをたたき付け、興奮状態のまま退場した。

 佐藤は170センチを超える恵まれた体形を生かし、急角度のバックドロップなどでおだえりに大ダメージを与えたが、パワー一辺倒の攻めが見透かされた。試合後は真っ赤に腫れた右腕をブランと下ろしていた。「私の技は全部出せたけど、(腕への)集中攻撃で痛みが蓄積されてしまった。でも、今は痛みより悔しさの方が強いです」。二重の苦しみに、顔をゆがめていた。