HKT48が24日、福岡市のスカラエスパシオで、申し込み受け付け中の5期生オーディションの受験希望者を対象にしたセミナーを開催した。ファンではなく、加入希望者へのイベントは、48グループでは初めて。

 セミナーは2回回しで行われ、北は北海道から、南は九州まで合計約500人が参加した。HKT48の活動を紹介する映像が20分ほど流されると、受講者たちは熱いまなざしで見入っていた。

 イベントにはチームHキャプテン松岡菜摘(21)、チームK4キャプテン本村碧唯(21)、チームT2キャプテン山下エミリー(19)をはじめ、今村麻莉愛(14)坂口理子(23)田中菜津美(17)田中美久(16)豊永阿紀(18)の8人が出席した。HKT48とも番組で共演歴の地元タレント小雪を司会に、メンバーたちはオーディション秘話やHKT48での活動内容を語り合った。

 松岡はメンバーを代表して、「今日、皆さんは自分の意思でこのセミナーに来ていると思いますが、そういった自分の気持ちを大事にして欲しいと思います」と、受講者の勇気ある1歩を歓迎した。その上で、「HKT48は楽しいグループです。セミナーに来るために1歩、踏み出した皆さんを私たちは全力で支えますし、全力で迎えます。一緒に楽しいHKT48をつくっていきましょう」と呼びかけた。

 受講者には、最新シングル「早送りカレンダー」でダブルセンターを務める矢吹奈子(17)田中美久の1日に密着したリポートなどが掲載された「合格応援ブック」が配られた。オーディションは7月1日まで受け付けられ、今セミナーの一部受講者には、オーディションの1次審査を免除する「シード権」が与えられる。