SKE48青木詩織(22)さんが、静岡・焼津さかなセンターで、AKB48世界選抜総選挙の公約だった「マグロ解体ショー」を行いました。

アイドルのマグロ解体ショーということで、東京から取材に行きました。取材に来ていたのは、地元メディアとAKB48関連メディアのみでした。冷静に考えれば在京メディアには取材依頼もなかったので、当然と言えばそれまでです。

この「マグロ解体ショー」からさかのぼること3日、SKE48は10周年記念特別公演を行っていました。その公演終了後、関係者と談笑する青木さんにあいさつをし、「マグロ解体ショーを取材に行きます!」と宣言。「本当ですか! よろしくお願いします。多分地元メディアしかいないと思いますので」とほほ笑む姿が印象的でした。

午前11時イベント開始ということで、東京発8時の新幹線で静岡駅へ。静岡駅から東海道線で3駅先の焼津駅に降り立ちました。「さかなセンター」まではタクシーを使おうと思っていましたが、目の前に「さかなセンター」と行き先が表示された巡回バス「ゆりかもめ」が到着。運転手さんに確認すると、間違いなかったので、そのまま乗車しました。普段バスを利用することはあまりないのですが、驚いたのは東京メトロのICカード「パスモ」が使えたこと。これにはちょっと感動しました。

乗客のほとんどが「さかなセンター」で降車。着いたのは午前9時半ころでしたが、スタッフに確認すると、すでに青木さんは調理場でリハーサル中とのことでした。調理場に案内してもらうと、青木さんは2キロの「めばちまぐろ」をさばき終えた後で、切り身を焼いてもらい、おいしそうにほおばる青木さんがいました。

マグロ解体ショーに挑む青木さんに心中を聞くと、「ちょっと不安。だって、本番は40キロのほんまぐろなんですよ!」と目を丸くしていました。「とにかく、ケガだけはしないで」と声をかけ、ステージ前に移動しました。

ところが、取材エリアの設定がなく「自由に取材してください」とのことでした。マグロ解体ショーはステージで行われるため、いい写真を撮るには、青木さんの正面に立つ必要があります。取材に集中するあまり、後ろのお客さんのことを忘れて立ったままになり、「カメラさん、見えないよ!」としかられるシーンもありました。この場を借りて謝罪させていただきます。ご迷惑をおかけしました。

青木さんのマグロさばきは、さばいたことがない私が言うのもはばかられますが、素晴らしかったです。実際サポートしていた男性スタッフも「筋がいい」と太鼓判を押していました。 「アイドルを卒業したら静岡ローカルタレントとして活動したい」という青木さん。今回の解体ショーは、体験レポや体当たりレポの才能も感じさせるイベントでした。