日本テレビの尾崎里紗アナウンサー(26)は「バゲット」(月~木曜午前10時25分)の企画で今年3月3日に東京マラソンに挑戦、5時間33分55秒で完走しました。学生時代は帰宅部で、運動に縁がなかった。インタビュー第2回は、初マラソンに奮闘した話題のはずが、気がつけば、大好きな「食」の話題に。食いしん坊キャラ健在です。

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「すっごく食べているんです。一日中、食べていると言っても過言ではありません」。東京マラソン完走から約2カ月。今はリバウンドと格闘中だ。「皆さんお祝いに誘ってくれました。焼き肉、焼き肉、シュラスコ…。うれしいから全部行ったら、軽く胃もたれしたので、今も3日に1回くらい走ってます。大ニュースですよ」と笑った。

東京マラソン挑戦は昨年12月に「バゲット」の制作スタッフから打診された。「26年間走ってなかった」ため、練習は3キロ、5キロと徐々に距離を増やした。「いつもは母のおせちを食べて終わる寝正月も、今年は河川敷で走りました」。1月第2週には岩本乃蒼アナ(27)と10キロ皇居ラン。「誰かと走るって楽しい」。

鬼門は食事制限。かばんに常に菓子を忍ばせてきたが、「おやつを一切食べない。これが一番つらかった」。本番3日前の炭水化物解禁で「パスタにピザ。食パンも1斤手づかみで食べました」。

迎えた本番。力になったのは、12年に完走した水卜麻美アナ(32)からの「食」の誘惑。「『差し入れを食べ過ぎてゴールはおなかいっぱいだった』と聞き、うらやましいなあって」。いざ走りだすと、スタッフが用意した好物の博多銘菓のまんじゅう「通りもん」や高級チョコ、大会用意のバナナなどが並び、最後は青木源太アナ(35)にバゲットを渡されて完走した。「結構苦しかったです」。

それでも「一日中アドレナリンが出て、全くつらくなかった。沿道で皆さんが名前や番組名で呼んでくれて元気が出ました」と振り返る。帰宅部アナは立派なランナーになった。【大井義明】

◆尾崎里紗(おざき・りさ)1992年11月、福岡県生まれ。自由ケ丘高校卒、西南学院大経済学部卒。15年に日本テレビ入社。「バゲット」のほか「超問クイズ!真実か?ウソか?」も担当。154センチ。血液型AB。

3月、東京マラソンで完走した尾崎アナウンサー(右)は笹崎里菜アナと喜び合う
3月、東京マラソンで完走した尾崎アナウンサー(右)は笹崎里菜アナと喜び合う