ジョニー・デップと22歳年下のアンバー・ハードの泥沼離婚劇が連日メディアを騒がせていますが、「夫から度々暴力を振るわれた」「窒息させられそうになった」など、次々と新たな家庭内暴力(DV)を暴露する妻と「裁判を有利にするための金銭目当ての嘘」と真っ向から反論する夫。もはや何が真実なのか分からなくなっていますが、実はデップは若い頃から恋多き男として有名。最初の結婚から現在に至るまでのデップの恋愛遍歴を振り返ってみました。

 デップが最初に結婚したのはまだ俳優になっていない20歳の時。お相手は当時デップが組んでいたバンドのメンバーの姉で、5つ年上のメイクアップアーティストのロリ・アン・アリソンさんでした。売れないバンドマンだったデップをニコラス・ケイジにアリソンさんが紹介したことで、俳優になったと言われています。しかし、経済的な問題で結婚生活はわずか2年で破たんしました。離婚してすぐに付き合い始めたのが、ドラマ「ツイン・ピークス」(90~91年)などで知られる2歳年下の女優シェリリン・フェン。2人は婚約したものの仕事で離れることが多く、デップが寂しさに耐えられずに2年後に破局。翌年の1989年には映画「ダーティ・ダンシング」(87年)でブレイクしたジェニファー・グレイと交際し、再び婚約するも、わずか8カ月で婚約破棄をしてスピード破局しています。

 そして次に付き合ったのは、8歳年下で当時17歳だった女優ウィノナ・ライダーでした。2人は「シザーハンズ」(90年)で共演し、交際からわずか5カ月で婚約。売れっ子女優との恋愛はマスコミにも大々的に取り上げられ、デップは腕に「Winona forever」のタトゥーまで彫るほれ込みようでした。互いに売れっ子でスケジュール調整ができずに91年に予定していた結婚は延期となり、その後はライダーの浮気疑惑が原因で関係がギクシャクし、デップから婚約破棄を申し出て93年に破局。タトゥーはWinonaをWinoに変えて、「アル中よ永遠に」と直したことが話題になりました。ちなみに、ライダーはデップとの婚約破棄にショックを受けてうつ状態になり、薬物依存になったと言われています。

 次のお相手はスーパーモデルとして売り出し中だったケイト・モス。デップが一目ぼれして94年から交際を始め、人目もはばからないラブラブな2人はマスコミも注目のカップルでした。交際から2年後に婚約するも、共に個性が強いが故にケンカが絶えず、警察沙汰に発展したこともありました。そして口論から破局するも、後に復縁。しかし、うまくいかずに98年に交際に終止符が打たれました。モスは破局のショックから精神的不安定となり、アルコール依存症になったと伝えられています。

 デップが一番長く、もっとも落ち着いて付き合っていたのが、仏歌手で女優のバネッサ・パラディ。仏パリで出会った瞬間に互いに運命を感じたという2人は、98年からデップがハードと交際する直前の12年まで14年間連れ添い、事実婚状態だったことはよく知られています。2人の間には長女リリー=ローズちゃんと長男ジャック君も誕生し、籍は入れてはいなかったものの幸せな家庭生活を送っていました。そんな2人でしたが、仕事で多忙を極めるデップは家庭とのバランスをとれずに、2012年6月に破局。その直後に映画「ラム・ダイアリー」(11年)で共演したハードと交際を始めたことから、原因はハードにあったのではないかと言われています。

 撮影現場でデップはハードにメロメロで、夢中で口説き落としたことは有名な話。そして14年1月に婚約して翌年に晴れて結婚しましたが、DV被害を主張するハードが離婚を申請して、わずか15カ月で2人の結婚生活は終わりを迎えます。こうしてみると、デップは過去に交際した女性たちと短期間で婚約と破局を繰り返していることが分かりますが、実際に結婚したのはハードが2人目でした。

 まだまだ続きそうなハードとの離婚騒動、次にどんな爆弾が落とされるのか当面は目が離せません。今月下旬に行われる聴聞会では果たしてどのような話し合いが行われるのか注目です。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)